先日、久しぶりの国内出張で、新潟県の燕三条まで行ってきました。

このエリアは、日本国内だけではなく世界にも誇れるくらい金属加工の技術において優れています。

今回は、カトラリーやキッチンツールの製造をするメーカーさんの工場を見学させていただきました。

そもそもカトラリーってどうやって作られてるんだ?って普通に生活をしていて考えることってほとんどないと思います。

全てが自動でガッシャン、ガッシャンと完成していく訳ではなく、工程ごとに職人さんが手を動かし、慎重にチェックをしながら、最後の検品まで入念に行っています。

研磨(磨く作業)などの作業は、より技術のいる工程ためアイテムによっては、同じ工場では完結しないということも。

そういった場合は、車で専門の工場まで運んで、加工をしてからまた車で運ぶ。

1本のカトラリーができるまで、結構な人の数が関わっていて、手間もかかっていることが現場を見ると実感できます。

社長様のお話を聞く中で、個人的にグッときた言葉は

「何千、何万という数のカトラリーを作っても、お客様の手に届くのはその中の数本。とくにカトラリーは、人の口に入れる物だから、1本でも不良品や品質が良くない物が届かないように日々努力している。」

お店をやっている者として、出来上がったアイテムの説明だけではなく、作り手の方々の想いや、自分の目で見て感じたことをもっと伝えていけたらと改めて思いました。